【コメント】人の数だけ正義はあるのだろう。 - 小説投稿エブリスタ

正義はここにあり

人の数だけ正義はあるのだろう。

今回は始まりから何時もと違い、先野のほうが三条にサブとして付く形だったので、もう一つの真実にもたどり着くのかなと考えながら楽しみました。切っ掛けはありふれた浮気調査であり、調べる為に地道な行動を取るのも探偵業が華々しいものではないと知らしめるものでしたが、新人ハラショーへのアドバイスからは先野に自分は探偵なんだと言う強い思いがあるのだなと伝わってきます。そのハラショーから見た先野の容姿を想像すると、尾行するには目立たないのだなと思ってしまいました。白スーツじゃなければ、探偵向きの人ごみにまぎれ易い容姿なのでしょうね。しかし今回もと言うべきか、今回は先野は貧乏クジ引いてますよね。地道さ故に、しっかり掴みかけた相手のシッポで怪我をしてしまったと言う感想を持ちます。そして今回は狐に摘ままれた様な事実の後に、正義や正しさは万人に認められていながらも、一人一人が少しずつ違う正しさを持っているから、疑う気持ちは無くならないのかもと考えてしまいました。

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赤羽道夫 2021/3/12 13:38

レビュー、ありがとうございました。子供の頃は、いくつものヒーロー番組が存在していて、それぞれが独立した世界のなかで闘いを繰り広げ、けして番組の枠をこえて連携したりはしませんでした。子供心に、「世界」というのは、いくつも存在しているのではないか、などと解釈していたような気がします。今回の話は小説というフィクションの世界に住む登場人物が、さらにフィクションを演じる、というスタイルで構成しました。最近、このシリーズを書いてきて、もっと重厚な謎を提示して、先野たちを活躍させる長編を書いてみたいな、という願望がむくむくと頭をもたげてくるようになってきました。とはいうものの、小ネタばかり思

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