春風

もどかしい気持ち(長くなりすみません)
レビューが遅くなり大変申し訳ありません。 物語の雰囲気はとても好きです。 面白くなりそうな期待感もあります。 一言で言うととても惜しい (辛口で、とありましたので偉そうに指摘させて頂きますが、あくまで個人的な感想です💦) 1、他の方も指摘されてましたが、一文が長い印象があります。 例えば最初のパン屋が出てくる一文。 「パン屋がある」「出来立てのパンの匂いがする」「サラリーマンが行き交っている」などの情報が入っており、読み手が混乱しやすくなります。そのため読み手が止まってしまい、テンポが悪くなります。 私ならパン屋の登場をもう少し後にして、二文に分けます。 「吉矢は待ち合わせのパン屋の前に着いた。行き交うサラリーマンに紛れ、作りたてのパンの香りがする。」 というような感じでしょうか。 2、吉矢が写真を見たときの描写。 「男」が4回続けて出てきます。 「初恋の男」「告白しようとした男」「後輩に告白された男」「作り笑いの男」 おそらく「初恋~」と「後輩に~」が好きだった相手、残りの2つが吉矢のことで写真がツーショットであると思われます。 しかし、読み方次第で4人写っているようにもとれます。 「初恋の男が写っていた。横には、自分がいる。 初恋の男は後輩に告白され満面の笑みだ。精一杯の作り笑いをする自分が空しい。」 だとわかりやすいのではないでしょうか。 3、状況の説明をする描写が多いのですが、吉矢の感情の描写がもう少しあるといいと思いました。 前の恋は吹っ切れたのか?アプリの男の印象は? やけくそになって夜のネオンに向かったのか? それとも、アプリの男がよかったのか? 幸せになりたいのに「ヤリ友を探している男」を選んだのは「趣味が釣り」だから? この辺りがわかりにくかったです。 ロングバージョンを作る予定であれば、もう少し詳しく書いてもらえれば感情移入もしやすいかと思います。 4、作者が伝えたかったのはなんでしょう? 物語を作る時に、「読者が読み終わった時にこういう感情になってほしい」というテーマのようなものがあると思います。 今回の作品では、そこがわかりませんでした。 吉矢が大人の世界に踏み込むハラハラ感、読者に「自暴自棄にならないで」と思わせる、もしくはBLのような展開…… 何度か読み返しましたが、伝えたい感情を捉えきれず、もどかしい気持ちとなりました。
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丁寧にレビューして頂いて、ありがとうございます🙇⤵️ なかなか、読んでもらってコメントを頂く機会が少ないので、とても助かりました。 今、丁度フルverの終盤辺りを書いています。ご指摘頂いたことがうまく落とし込めるか分かりませんが、頑張ってみます!

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