月野颯希

久々に心を奪われた作品です!
以前から拝読させていただいてます。 エブリスタ以外の小説サイトはあまり読まないのでどうしても続きが読みたかったのですが、今まで読むことができず…! ですが、イラストコーナーを見たときに陸前さんのイラストが目に入り、もしや、と思ったらエブリスタで再連載をしてくださっていた…! 即本棚に入れて読みました。途中までは以前と同じなのかなー、と思って読んでいたら”愛子”なんて以前はなかったぞ?と思って確認してみたら2部は改稿していらっしゃったので、もう一度読み直させていただきました。 本当に再連載していただきありがとうございます。 ↓以下感想 この作品は僕に最近足りていなかった潤いをくださった作品になります。 出会いはネットサーフィンならぬ作品サーフィンだったのですが、いつの間にか本棚にいれていて、しかも本棚にいれているどの作品よりも更新を楽しみにしている作品となりました。 ただのタイムスリップ物かな、と思っていたのですが、読んでみれば、タイムスリップ物に多い”未来を変える”というより作品全体は”過去に寄り添う”という雰囲気が出ており、とても好感を持てます。 前者も嫌いではないのですが、この作品は登場人物の過去に寄り添うことで心を癒す、そして人間味の溢れる作品僕の大好きなタイプの作品です。 特に僕が好きなのは要の父、尽斗が登場してから誘拐された要を救うまで。第二部の要誘拐編ですね。この要誘拐編は様々な登場人物がそれぞれの過去、思いを解決する重要な部分だと勝手に思っています。 要と尽斗、要と修治、要と中也、拓実と吉次、要と富名腰、勝と撫子、要と要のお兄様(名前がまだうろ覚えですみません……)。 これだけの登場人物と関係をこの話で混乱せずにすっきりしてまとめられるのは作者様の素晴らしい腕のおかげだと思います。 人の感情と過去が結びついて解かれていき、新たな関係を築く。こんな話の展開に僕はハマりました。この作品は沼です、沼。 新規読者様は一気読み注意です。時間がいつの間にか過ぎています。ですが、そんな長い時間も「何時間も読書に使って無駄にした!」というよりも「何時間もこの作品を読めてよかった!」というプラスの時間となるでしょう。それだけ素晴らしい作品です。とてもおすすめです。 最後に作者様へ。 本当に素晴らしい作品に出会わせて頂きありがとうございます。
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