にね

エモい。とにかくエモい。
はじめまして。twitterのTLに流れてきた本作を一気読みした日から、エブリスタでひとつの形にまとまるのをひそかに楽しみにしておりました。 初読当時のことを思い返してみますと、重い展開にもかかわらず貪るように読み進め、ラストに放心しつつ心に残ったのは「ああ、エモいなあ」という感想でした。私は言葉の流行に乗り遅れるたちでして、エモいという言葉が広まりはじめたころは「エモいとはなんぞや?」状態、なんとなく意味はわかるけれど私がこの言葉を率先して使うことはないだろうと思っておりました。それがまさか、読書の感想に「エモい」と嘆息する日が来るなんて。衝撃的だったのと同時に、本作と出会えた喜びを噛み締めました。 そして、エブリスタで改めて目を通しながら、本作の構成の巧みさには唸りました。複数人の視点をつないで徐々に浮かび上がる事件の全貌。その本質には、人の愚かしさやおぞましさだけでなく、人を愛しく思う気持ちがあるだけに、やるせなさを感じます。kihiroくんの新曲が彼に届いてほしかった。それだけが無念です。 読ませていただきありがとうございました。 追記 kihiroくんのCDに課金したい! にね
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にね様 はじめまして!丁寧なレビューをいただきありがとうございます。 こんな場でお伝えするのもあれなんですが、にね様の「夏よ共に逝け」妄コンで受賞された際に読んでとても好きだったので、他の作品もちょっとずつ読ませていただこう…などと思っていました。なので今回レビューをいただけて飛び上がりました… Twitterでも読んでくださったのにエブリスタ版も改めて…とのこと、とても嬉しいです!勿体ないお言葉ばかりですが、特に「エモい」と仰っていただけたことが光栄です。この言葉、私も初めは(便利で安い言葉がまた出てきたな)くらいに思っていたのですが、ある曲を聴いて「これがエモいってことか」と衝撃を受け
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