みぐ

スターシード計画の行方は・・
この広大な宇宙の中で地球へ生命が生まれたことは本当に奇跡と呼べるのかもしれません。そして生命はその『生』を新しい土地へ拡大していく本能を持っています。花が花粉をつけ、自分の意志とは無関係に自分の子孫を遠くへ飛ばす様に・・。 この物語の人類は、地球の生命を他の星に拡大する為の『星の種(スターシード)』計画を進めています。余命宣告を受けていた主人公のカミーラは命の最後の瞬間を使って、このスターシード計画を実行することになります。それは大事な恋人シェリーと別れ、10万年もの時間を冷凍睡眠で過ごし、5500光年離れた惑星12365bに生命の種『嫌気性バクテリア類』を運ぶミッションでした。 このスターシード計画は成功するのか? そしてカーミラとシェリーの切ない想いの行方は・・? ぜひ、皆さんでお読みになってラストの行方を見守って頂ければと思います。 この小説の素晴らしい点は、とにかく壮大な物語の設定に尽きます。花が花粉を飛ばすことに掛けて、地球の生命を宇宙に飛ばすスターシードの発想。そして、物語の中で語られるカーミラとシェリーの切ないお互いへの想い。そして、数十億年後の人類が発見する生命の拡散の結果・・。 どれも短編小説には勿体ない秀悦な設定が光っています。 特にエピローグで語られるスターシード計画の成否とカーミラーとシェリーの想いが昇華される点は物語を引き締め、大きな感動を読者に与えてくれます。 本当に素晴らしくて、素敵なお話しでした。この作品を読めて幸せでした。
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みぐ様 まいどありです!(><;) 今回もまた、丁寧なレビューをありがとうございます。そうして有難いお言葉を頂けるのを励みに、創作をしております。 目の前に据えられた夢は現実でしかないというテーマに、生命をつなぐ旅を掛け合わせて作った作品です。 カーミラとシェリーの心が肉体を越えて伝わっていく姿が上手く伝えられたのであれば、とても嬉しく思います。 本当にありがとうございましたm(_ _)m
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