雨夜さくら

「ヒルコの晩餐」新エピソードを更新しました。 ヒントも書いてあるのでぜひ考察してみてください。 https://estar.jp/novels/25781931  これは俺が出会ったひとりの男の末路を綴った話である。  我輩は猫である。名前は……あーそういえば名前ってなんだっけ。正直人間がつけた名前なんて興味ないが、ここの飼い主は俺のことを“マタタビ”と呼ぶ。  視界がぼやけてる、光が強いせいか部屋にあるもの全てが単色化されて見てる。俺の苦労もつゆ知らず、こいつはペットボトルで喉を潤しーー  “ペットボトル”を眺めていた。

この投稿に対するコメントはありません