自由の島に吹く風と、広がる青い海・青い空が目に浮かぶようでした.。.:*☆
 タイトルから素敵な冒険譚の香りがしました。読み始めてみると、洗練された上質な文章がどんどん物語を紡いで、気がついたらこの世界に引き込まれて目が離せなくなりました。登場人物のキャラ性から世界観、台詞も、心情の語りも、全て丁寧に紡がれているので、読むのがとても楽しかったです! 1ページ1ページ、1文1文、時間を忘れて酔いしれて読んでいました。  海が似合うカイは海に吹く風のように自由でいて、それなのにやっぱり海のように優しく包み込んでくれるような寛大さがあって、その背について行きたいと思える人でした。ラスティは大陸に根付く大樹のような、自分の家族や、家族が大事にしてきたこと、生きてきた祖国やご縁を尊び、大切に思う心を持ち、けれど己の足で生き方を選べる強さがあって。アリシャは海岸に咲く一輪花のつぼみような、まだ咲き方に迷いつつも憧れをしっかりと見つめて離さない強さと可愛らしさを持ち合わせた女の子でした。みんなその出で立ちだけでも魅力的でしたが、彼らが口を開くとそのキャラらしさが爆発した台詞たちがもう面白くて面白くて。シリアスな場面以外はどこも笑ってしまいました。  海を舞台に広がる世界観やストーリーも魅力的で、本作は作者様が若かりし頃に書かれた作品の番外編にあたるとのお話をうかがっていたのもあり、作者様の思い入れの深さをひしひしと感じました。何よりここではまだ語られていない彼らの物語を想像せずにはいられないと言いますか、率直に申し上げて「もっと読みたい!」という思いでいっぱいです(笑) 本編はもっとずっしりと冒険譚な感じかなとか、それぞれの過去編や主要キャラが増える編とか、カイとアリシャの今度の関係性に変化はあるのかとか、妄想が止まりません(笑)  「俺はお前と離れたくないからな」「今のラスティならば二人の元に向かってしまう」。仲間の絆もぎゅっと胸にささるものがありました。アリシャもいるので男の絆ではないですが、この広い世界で出会えたのだから見失わないためにしっかりと手をつなぎ合って生きていきたい、そんな思いを感じました。この広い世界で自由になったからこそ、そこに一人一人の生き方を選ぶ権利があって、だけれど一人じゃ心細くて。仲間がいてくれるから彼らは笑えるのかな。  爽快なのに優しく穏やかなお話でした! 素敵な物語を読ませていただき、ありがとうございました!*°♡
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 碧桜さん、こんにちは。素敵な感想をありがとうございます! 額に入れて飾りたい!    実はですね、拙作は完結させた後に「なんか読み直すの恥ずかしいんですけどー!(←おーい)」と全然読み返していなくてですね。おかげで後半誤字だらけでご迷惑をおかけしましたm(_ _)m ですが、今朝、こんなに素敵な感想をいただき、思わず朝から自作を頭からラストまで一気に読み直してしまいました(そして誤字脱字修正させていただきました。ご報告ありがとうございます!)。身にあまるお言葉をたくさんいただきましたが、何より楽しんでいただけたのでしたら幸いです。……私も何気に楽しんで読んでしまいました(親バ カ)。  恥
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読み返してみると楽しいの、すごく分かります! 処女作って思い入れがめちゃくちゃありますが、確かに年齢を重ねて振り返ると恥ずかしい気持ちにもなってしまいますよね(笑) でも『ブルーリバティ・アイランド』きらきらと宝石のような輝きのある作品でした。親バ カでちょうど良いのだと思います♪ >何だ王子様って。 何を仰いますか(笑)王子様、素敵ですよ! 本編ではカイたちってサブだったんですねー!それも素敵ですね♪ 王子様視点でカイたちを語ってほしいです♪ 十作以上も書かれていたなんて…本当に思い入れが深い作品なのですね。そんな素敵な作品をお持ちであることに尊敬しますっ!  これからお仕事が始まり、お
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