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菊の大輪がひらくとき
しのき美緒
2021/4/8 8:42
不思議を必然に
競馬の魅力はなんといっても「人馬一体」 騎手と馬とが心を合わせて走り抜けることであろう。 本作では大きく負けたことで、自分にも馬にも不信をもってしまった騎手がひとつひとつ問題を乗り越えて勝ちをつかむ過程が描かれる。 その過程は「勝ちに不思議の勝ちあり」の「不思議」を必然にするための努力といってもいい。 信じることができなくなっている若いジョッキーに対して信じることを体現してみせるベテラン調教師大河内。この対比は心憎いばかりだ。 最後の菊花賞のシーンは筆者の筆力が余すところなく発せられ、レース終盤からゴールあとのまさに「どよもす」としか表現しようのない、大歓声が聞こえてくるようだった。
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えふえふ
4/8 8:59
しのき様 おはようございます。 不思議の勝ち、これが競馬の世界にはいくつもありますね。 ブゼンキャンドルの秋華賞やクイーンスプマンテのエリザベス女王杯、イングランディーレの天皇賞春など、GⅠだけでも数多くありました。 ですがその奇跡を起こすには馬の力と自分の力を信じベストを尽くす過程が不可欠で、そこを描こうと努めた所存です。 最後の菊花賞のシーンはレースの迫力を魅せようと苦心した部分でもあるので、こういった感想を頂けて非常に嬉しく思います。 今回はイベントに参加させて頂きありがとうございました😊
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しのき美緒
4/8 9:08
こちらこそ。競馬大好きなので、とても楽しく読ませていただきました。最後のレースの描写では、地鳴りのするようなゴール直前の大歓声から馬券と新聞が舞うところまで浮かんできましたよ! いまサービス業についてしまって土日に競馬場に足を運べないのですが、ぜひみんなにもあのレースの美しさと迫力を味わって欲しいと思います。 イベントへのご参加ありがとうございました。
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