蜜原みな子

本来の意味での「言葉遊び」の傑作
 最近はあまりいい意味で使われない言葉ですが──政治家の答弁などがよくこういう言葉で非難されたりとか──本来、ルイス・キャロルなどから始まって、本来の意味の「言葉遊び」精神が極まった作品だと思います。  「握る」の語でここまで展開できるといいのは、作者様の語彙力、発想力の賜かと。「握りゴルフ」なんかで使う「握る」(現金を賭けるとかの意味ですね)以外の用法はほぼおさえているのでは?  言葉で構築してゆく小説にとって、言葉で遊ぶなんて、なんという趣味の好さだろう、そう思います。
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みな子様!!!  身に過ぎるお言葉、恐縮です…😭 ありがとうございます。なるほど、握りゴルフでコンプリートでしたね!  言葉遊びは奥が深く、ただのダジャレになりそうで公開するのが怖かったのですが……。 そして、拙作本編よりも、みな子さんのレビューの格が高いのでは💦  レビュー文の鋭さにいつも勉強になります。
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