「添え木」 4:「アマメ」 ・久しぶりに民俗学的モチーフ(ほんのちょびっとだけね)を加えて描き上げた掌編です。勘の良い人はタイトルの「アマメ」を見ただけで「おや?」とお気付きになられるんじゃないでしょうか。視点人物は少年。関わってくるのは主におじいちゃん。祖父と孫の話は、私自身が祖父という存在に父という直接の親以上に親密に関わり、慕い、甘えてきたという経験から書きがちなものであります。僕にとってのじいちゃんは常に味方で、優しい言葉で確かなことを伝えてくれる「善き人」そのものでありました。もっとも父母に言わせれば、それぞれ難があった時代もあって、ギャンブルやら酒やら、見えないところの小汚いものがあるそうですが。それでも、それを孫の前で見せないと言うのは、人として大変な努力なのだと思います。 1150字。お風呂に入って身体が温まり始めるころには、読み終わります。 https://estar.jp/novels/25774351/viewer?page=4

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