Takehiko

ひえええ。
音、というのは不思議なもので、 気にしないようにすると余計に耳につくものである。 まして安心して体を休めるべくある自分の部屋で、 これは神経をやられてしまいそうだ。 しかし、読者は主人公の身内の話を聞かされて ああそうだったのかと、ほんの少し安心させられる。 そこに最後のひとことでまた、奈落へ落されるのだ。 その上手い筆の運びに、うう~んとうならされてしまった。 怖いじゃないかー。 凄く怖いじゃないかー。 でもこの主人公は最後まで自分の思うように信じて行くのだろう。 考えれば気の毒な騒々霊たち。 怖くてブラックなユーモアがにじみ出るお話で 僕は大好きです!
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