todaka

文章は上手い……しかしあとちょっとヒネリが欲しい
文章はすごく上手です。概して、ネット小説は文章そのものへのこだわりが薄い作品が多いのですが、これはよく書けています。 しかし小説としては、ちょっとオチが弱いです。おそらく、本作はカポーティの「ミリアム」のオマージュなのでしょうが、あの物語は、少女ミリアムが、実は主人公の老婦人が見ている幻であるということが暗に示されて終わります。オマージュを捧げるなら、オリジナルよりヒネリの効いた結末にして欲しかったところです。

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