YUKIMU

いつもお世話になっております、YUKIMUです。 マリー=アンヌの章を読み終えたので感想です。 前回のコメントで文章が多すぎるという感想を寄せましたが、今回は世界観になれているためか、煩わしい感じはありませんでした。それどころか絢爛な文章が味になっているようにも思えます。そのきらめきが強いだけに、ルネが体験したという差別と嫉妬が渦巻く世界のどす黒さが際立ちます。そしてルネは、それに身を任せるタイプではない。それが彼の魅力を際立たせていると思います。 章の名前こそマリー=アンヌでしたが、私はルネの章だと思いました。彼はかわいいですね。マリー=アンヌは積み重ねた経験によって自身の人生を語れる人で、それが外見以上の美しさを備えていると感じます。その魅力もさることながら、甘いものを遠慮なく頬張ったり無邪気なふるまいを見せたり、もので領域を占領したり、落ち着いて話せず感情を爆発させたりというルネは、読者としても見ていて飽きなかったです。 ここまで読んだ限りだと、この世界におけるヴァンパイアは人に害を為すモンスターではなく、他人とは違う生き方を強いる病に近い位置づけだと感じました。病に冒された人が生き方を改めるという話が多くあるように、ヴァンパイアであるオーギュストの内面も知っていきたいと思います。 時間はかかりそうですが、次の章も読ませていただきますのでよろしくお願いします。
1件・2件
YUKIMUさま なんだか過分な感想をいただいてしまい、逆に恐縮です😅 遠慮せずはっきり指摘していただいても結構ですよ!言葉の使い方や文章のリズムが悪いところなど、細かいことでも何か気づいたことがあれば教えていただけると助かります! もう徹底的に直すつもりなので(笑)。 YUKIMUさんの作品も途中まで拝読いたしました。執筆歴が長いのでしょうか、文章に安定感があり、心理描写も細やかで、とても書き慣れている印象がしました。 特に印象に残ったのは、女性の職員を襲ってしまおうかという衝動に駆られるところです。真面目に淡々と日々を送っている普通の人間でも、ふとした弾みで犯罪者に堕ちる可能性が
1件1件
鹿森様は誠実に書いていらっしゃる方と思っているので、私も遠慮せずに感想を寄せています。言葉の遣い方や文章の書き方を気にしているようですが、私が読んだ限り大きな問題はないと思います。絢爛な印象を文章から感じ取れますが、それはベルエポックという光り輝く時代を演出していると思えば充分馴染んでいます。 老いた母親を独身の息子が一人で介護するという事例は私もいくつか知っていますが、今作のように父親を息子が介護するというのは少ないです。あくまでフィクションですが、有り得ることとして捉えてもらえると幸いです。 今後もよろしくお願いします。
1件

/1ページ

1件