村木志乃介

リアルな釣り人が浮かんできました
釣り人のワクワクした様子がリアルに描かれており、とても楽しませてもらいました。また、私のような釣りの経験があまりない人間にもわかりやすい地の文があって、しっかり情景が浮かんできました。だからこそ釣り人の情熱や喜び、葛藤を感じることができ、読み終わったときはイカ釣りに行ってみたいと思いました。でも、じっさいは、釣りは大の苦手なんです。過去に何回か行ったことがあるんですけど、それこそ地球ばかり釣っていました。そのときは針でしたが、やはり地球環境のためにも、私は釣りをしてはいけないなと本作品を読み、改めて痛感しました。 今回の作品は男同士の友情をテーマに仕上げられたことと思います。高価な餌木を失った友人の失意を思い、さりげなく自分が持つ同じ色の餌木をさも奇跡が起きて釣り上げたかのようにして渡す。読者も登場人物もそのことはまったくわからず、明け方、わかったとき、そこに優しさ、友情を感じ、胸が熱くなる。とても素敵な場面でした。 桜井さんの書く男性像はとても熱く、かっこいいですよね。こういう熱血漢をいつか書いてみたいなと思う今日この頃です。 今回も妄想コンテストお疲れさまでした。そして素敵な作品をありがとうございました。
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ありがとうございます! 釣りの話はずっと書こうと思っていたのですが、なかなか良いお題に出会えず、今回ようやく書くことができました。 書きながら感じていたのは、こういう趣味の世界の話は、厚みの調整が難しいということでした。 専門用語を抜くと薄くなるし、解説を入れ過ぎると分厚くなるし…。 なので、釣り人あるあるを盛り込みつつ。あまり詳しくない人でも読めるようにと気にかけていたので、とてもうれしく思います♪ あ、根がかりしない釣り方もあるので、ぜひもう一度。海を眺めていると、何か良いアイデアが浮かぶかも?(笑) 今回は男の友情でした。熱血漢、すごくうれしい言葉です♪ 熱い話が好きなんですよね。
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