【コメント】一切のブレのない美しい文章

光は虹色

一切のブレのない美しい文章

　YUKIMUさま、大変お待たせ致しました。この度はレビューイベントにご参加頂きありがとうございます。最後まで拝読しましたので、レビューさせて頂きます。　レビューと言っても、ただ感想を述べるだけになってしまいますが、ご了承下さい。何せ、改善した方が良いだろうという点が一切見つからなかったのです。この作品はこれで完成していると思います。と、いうことで、ただの私の感想文、いきます。　まず、１ページ目を読んですぐに感じたのは「まるでお手本のような文章だな」でした。何というか、「高校の現代文の教科書、あるいは現代文の模試の問題に出て来そうな文章」だと思いました。文章が綺麗で、ブレも淀みもなく、論理的で、読んでいてとても気持ちがいいものでした。　私は結構気分によってブレブレになってしまう為、見習いたいものです。　そして勿論話の内容もですが、ジャンル通りの「ど真ん中のヒューマンドラマ」でした。二作目ということで、少々人物関係がわからなかった箇所はありましたが、主人公の美也子も周りの登場人物も実際に居そうな人物ばかりで、かと言って決して没個性ということもなく、一般人なのにきちっとキャラ立ちはしていて、それぞれに共感が持てました。　何と言うか、この人物が特に良かったとか、このシーンに特に感動した、というところは無かったのですが、全体を通して読んでみて「岸田さんは目の見えない中にも光を見出すことが出来てよかった」、そして彼との接触を通して、「美也子の中でも新しい発見があったのだな」（それがいいとか悪いとかは別として）と感じました。　ファンタジーや恋愛小説のように大きな感情の起伏を感じることはなくとも、この様なさざ波のような、生活と表裏一体であるような作品を読むのも悪くない、そう思わせてくれる作品でした。こういう機会でもなければ、自分から読みにいくジャンルではないので、今回拝読させて頂いて本当にありがたいと思っております。　取り留めもない文章となってしまいましたが、レビューは以上となります。あまりお役に立たないレビューとなってしまい申し訳ありませんが、YUKIMUさまの今後のご活躍をお祈りし、締めさせて頂きます。　繰り返しになりますが、この度はイベントにご参加下さりありがとうございました。　夕凪ゆな

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YUKIMU 5/17 22:05

　丁寧な感想を寄せていただきありがとうございました。　一作目を読まないとわからない部分があったことに気づいたのはイベントに参加した後のことでした。少々不親切であったことは謝ります。　主人公の美也子や利用者の岸田さんにはモデルが存在し、彼らを観察した成果を盛り込むことができ、また夕凪ゆな様にとっても満足のいく読後感であったようで、私としても嬉しい結果です。後天的に視力を失った人の心情は想像するしかありませんが、別作品で盲目の旅芸人である瞽女の話も書いてきたので、その時の経験が活かせたのだと思います。　私は文章の出来だけは常に自信を持って書いてきたので、美しい文章と評していただけたのは

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