これは切ない
大切に育て大事に築いてきた妹との関係について、ほんの隙間にできたような「陰」の部分を覗くように描いたヒューマンドラマ。これは名作と思いました。 家族が大切だからこそ、深層的な想いをひた隠しにする主人公。かわすように誤魔化すように接する事でその関係を保っていても、リミットは迫り、直面したその関係の「終わり」の時、彼はどう繕ったのか。 描写で微妙な心の「在りよう」を表現し、穏やかなまま物語を読み終えた時、なんとも切ない思いが残りました。家族とて、各々は個々に人間なのだ、と。んー切ない。 とても面白かったです。
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素敵な感想をありがとうございます。ハッピーエンドじゃないものは、どうしても自信がなくて、この終わり方でよかったんだろうかと悩んでしまいます。 とこさんも含め、読んでもらうこと、そして、感想をいただくことで、いつしかこの作品はわたしのお気に入りになりました。 本当にありがとうございました。
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