現代人が読むべき小説
 まるでミステリ小説のように展開する、入社試験にまつわるエピソードを、複数視点で描いたヒューマンドラマ。短いながらも読み応えある短編小説でした。  競争倍率の高い某セキュリティ会社の入社試験は、単純で複雑、シンプルなのにその裏が見え隠れするような難題ばかり。しかし、生き急ぐような現代人が一歩立ち止まり、主人公のようにそれらと対峙した時、この企業が必要とした社員の要素が分かってくるものだ、と。  終盤、別の視点で描かれた真相解明のページまで読みたい欲が止まらず、一気に読了。ラストシーンの締め方も爽快感があり、とても面白かったです。  現代人が忘れがちな大切な言葉を、気付かせてくれます。これは読むべき。
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床田とこさん! 素敵なレビューありがとうございます! 就職試験で苦労した経験のある人だと刺さるかなと思って書いたんですが、まさかとこさんからレビューを頂けるとは。 最後の裏舞台はウキウキしながら書いていました。こんな会社に入りたいなぁと思っていただけたら幸いです。 今後もレビュー活動、頑張ってください!
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