ノネム

幸せのありかの中に見える幸せの在り方
これだけ大勢の方が感想やコメントを寄せて下さった優秀作品に 我儘な私が好き勝手言う事をお許し下さい。 恐らく皆さんの 二の舞的内容になっている可能性大で申し訳ない。 私が読了後真っ先に感じた事は ここに出てくる児童養護施設で育った子供や大人になった出身者が 物語の架空の人物でよかったという事と いかに自分が恵まれた環境に 生きて来たかという事でした。 もしかしたら似たような事情の方が現実に存在しているのかもしれませんが。 環境が人を作り習慣が人を育てる。 誰もが生まれてくる環境を選べないという点では公平。 与えられた環境の中で満足する事と感謝する事を覚えるなら倖せになる。 選べない環境が愛の欠片もなく逃げ場もなく命の危険と隣り合わせだったり。 親から与えられるべき愛情が諸事情で一切受けられず 欲しいものすら諦めて感情を出す事に疲れて自分を責めながら 自分を嫌って生きる。 裏切られた事で自分の存在の意味を失い必要とされてない自分を 壊すかの如く 見返してやるために生きる。 そうやって生きていく中 新たな出会いを通して新しい環境を得て そこで様々な事に向き合って経験を重ね 二人での倖せを掴んでいく 登場人物たちの幸せのありかと其々の幸せの在り方は 形は違えど 新しい出会いを通して愛して貰って 今まで知らなかった幸せを知って自分が幸せを感じて 嫌いな自分が好きになって これなら今度は自分から愛を伝えられると 二人で倖せになるために頑張れると二人で一緒に人生を歩いて行く事でした。 自分しか自分を幸せに出来ないと追い詰められていた人生だった筈が 自分じゃない人から愛されて自分が幸せを感じたその時から 自分が自分を愛さなくても 誰かに愛して貰えるなら 自分も幸せになれると知って そこから自分だけの幸せが二人の共有になって 今度は自分からも愛を伝えて相手を幸せにする人生に変わったんですね。 多くのカップルが登場して幸せを掴んで それぞれが良かったんですが メインのカップルがBLで それに欠かせない試練や問題のエピソードも 盛り込まれていて 恋に縁がない一生懸命な天然系カップルの面白さは 当に断トツでした。 文章中の選択された言葉が私の感情に訴えて来て 揺さぶられた私の心が 何度も泣き何度も笑って。 素晴らしい作品に心から感謝します。
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ノネム様 このたびは、『幸せのありか』をお読みくださり、レビューまでお寄せくださって、本当にありがとうございます!! 腑に落ちなかったところをわざわざ問い合わせてくださって、納得して頂いた上でのご感想、本当に嬉しかったです!!(*´ω`*) 私の力不足で解説が必要になってしまい、本当に申し訳ありません(。>﹏<。)作者の自分が納得していても、まだまだちゃんと伝えきれていない部分があるんだなと改めて考え直す機会を頂きました(*´ω`*) 頂いたご意見を参考にさせて頂き、作品を寄り良いものにしていきたいと考えております。 「泣いて笑えるBL」を目標にしていたので、「何度も泣き何度
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