桜咲吹雪

猫彦 「にゃんにゃっにゃおーん(久しぶりであるぞよ、犬彦よ。相変わらず、そなたは常に仏頂面であることよ、こんなに我というぷりてぃーきゃっとがそなたの膝の上におるというのに、可愛げがないのう。  まあいいぞよ、そんなことより犬彦、この我は予言もできる神であるのだ、さっそくそなたに予言を与えてやろうぞ!)」 犬彦 「…瑠璃子、また君の猫がよく鳴いているぞ。    何を訴えようとしているのだろう?」 瑠璃子 「まあノワールったら、本当に赤間さんのことが好きなのね。     いつもはもっとおとなしいのよ、寝てばかりで」 猫彦 「にゃごにゃごにゃむむ…(うむ…今年の夏…おりんぴっくとやらが終わって…秋になる頃…また江蓮に会えるような予感がするぞよ!)」 犬彦 「…瑠璃子、君の猫は鼻がつまっているのではないだろうか?    大丈夫か、鼻息が荒い気がするぞ」 瑠璃子 「そんなことはないと思うけど…。     赤間さんにだっこしてもらえて嬉しいだけじゃないかしら」 猫彦 「にゃんにゃおーん(そしてそなたはまた、災難に遭う未来が視えるのじゃ!まっ精々頑張るのじゃ!)」 犬彦 「…! 瑠璃子わかったぞ! この猫が俺に伝えたいことが…!    猫、お前はうんk…手洗いに行きたいのだろう! それを俺に伝えようと必死で鳴いていたのだな!」 猫彦 「フギャッ!(アホタレちがうわ! いつもいつも何なのじゃ!?)」 瑠璃子 「うふふ赤間さんったら、ちゃんとノワールって名前で呼んであげて。     本当にふたりは仲良しなのね」 猫彦 「ぎにゃにゃっ!(こいつら二人ともイヤになるぞよ! とにかく秋頃にまた会おうぞよ~!)」  
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