葛西竜哉

一見ほっこりな物語りと思いきや、細かい描写が素晴らしい作品
少年を襲う敵と、少年を守るロボット。 母親の愛情を知らずに育った少年と、人間の感情を持たないロボット。 本当の母親以上に、母親であったその存在との別れのとき。 本当の母を求め、旅立っていく少年の、その姿を見送るロボットは、最期の時を迎え、初めて人間らしい感情を抱くのである。 専門的な用語の飛び交う、近未来SF小説の世界観を素晴らしく表現している本作に、拍手を送りたい。
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こちらにまで丁寧な紹介文をいただき、本当にありがとうございます。

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