猫森千世

こんにちは。お世話になっております鹿森です(✿´ ꒳ ` ) えーといま第二章を途中まで読んでいます。いま時間があるので、途中ですが感想送らせていただきます。 お父さんの介護問題が現実的になってきて、ストーリーがいよいよ深刻になってきましたね。来生のような犯罪者にはなりたくない、でもその気持ちが理解できてしまい自分も同じことをしてしまいそうで怖い、と感情が揺れ動くあたりなど、心情がとてもリアルに描かれていて本当にお上手だと思いました!幸雄が来生の前だと心を許し本音を言ったり泣いたりする場面も人間味が溢れていてとても好きです(私が男性が泣いている場面が好きだからかもしれませんが笑)。父親の下の世話をする絶望感も(実際に匂いがしてきそうなほど)よく伝わってきました。 書き手目線では特に指摘する部分はありません。文章に安定感があり描写が繊細で、まさにお手本のような文体だと思います! で、純粋に読み手目線からの意見です。全体的に、少し「丁寧すぎる」「淡々としすぎる」という印象を受けます。もし作品のテーマが明るく優しいものであれば、平凡な日常の描写を淡々と丁寧に描くのも素敵だと思うんです(たぶんYUKIMUさんはもともとこっちの作風なのでは)。でもここでは「介護」という重く深刻なテーマなので、その淡々とした日常をあまりに丁寧に描きすぎると、読むのが辛いと感じた読者が途中で離脱してしまうかもしれません。 あと、メインのテーマが介護なのに、幸雄のリストラ問題が先に描かれていて(それも重要な要素なのですが)お父さんの痴呆が発覚するまで少し長いかなという印象があります。特に物語冒頭は静かに始まりすぎて引きが弱いので、むしろインパクトのある介護の一番辛い部分の描写からはじめて、後から回想の形で母の死やリストラや10万円の話を、介護と同時進行で振り返っていく、などにすれば物語にスピード感が出る気がします。まあ、このあたりは作者の好みですが(笑)。 好き勝手言って恐縮ですが、意見のひとつとして適当に受け流してください😅では今後もどうぞよろしくお願いいたします。
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感想を寄せていただきありがとうございます。今回の作品は、今までとは少し違うハード路線を目指したものでもありました。ご指摘の通り、私は元々日常を静かに描く方が得意なのですが、そればかりだとあまり人間味が感じられない作品ばかりになってしまうと思って、努めて悪感情を込めた言葉や描写を多く入れています。別の作品だと、同じ介護をテーマにしていても明るく優しいものなのですけれどね。 今回の作品は介護にかかる費用などをしっかり算出した上で書いています。介護とそれにまつわる生活もテーマだったのですが、読み返してみると数字が多すぎたかなと思います。それがスピード感を削いでいるのは否めません。あとは就職氷河期を
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お返事ありがとうございます! 他の介護の作品はこちらとは雰囲気が異なる感じなのですね。でも介護って綺麗事ではないと思うので、その過酷さやリアリティを描く試みは素晴らしいと思います。誤解させたらいけないと思って付け足しますが、介護に関するリアルなお金の問題、制度の問題などを細かく描くのはいいと思います!精神論だけじゃなく、実際的な部分を描くのは、読者にとって介護の実像を知るいい機会だと思うので。なかなか興味深い部分だと思います。 シンプルに言うと、お父さんの異変をもっと冒頭に持って来た方が、ズバリテーマに踏み込む勢いがあっていいかな、と思った次第です。 非正規職員の職場での身の置き場のなさの描
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