西 東

静かに染みる。
静けさに包まれた物語りだと思いました。 始まりは父親の死去と言うショッキングな出だしなのですが、慟哭する場面がある訳でもなく、故人を悼み、知らなかった部分を知ろうとして語り合う姿勢が真摯で穏やかです。 父親の特別な部分はどこなのかと、母親から初めて聞いた過去の事実を知って絵を探しだそうとしたのも、読了後に一考すると、そう仕向けられたのではと思います。 母親は、きっと父親の絵の有りかは分かっていたと思いますので。 登場人物全員が穏やかに対応してくださる方々ばかりだったからか、本当に静けさと暖かさに包まれた様な心地よさが有りました。
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西さん、レビューありがとうございます♪ 誰でもそうでしょうが、親の知らない一面ってあるかと思います。 この世を去るまで、娘が知らない一面を母が隠したのは、家族第一として会社員となった父への敬意ですね♪ さて、母親は知っていのかどうか?それは語らないことにしましょう♪ 娘さんも多分そこは聞かない気がしますから♪ いつも感謝です♪
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