蘭香

フォロワー並びに一般読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか? 梅雨の影響で、東海地方は大雨で大変なようです。 特に「私本 武蔵兵乱記」の舞台地ともなっている黄瀬川が大規模に氾濫しているようで橋が崩落するなど、現地の災害状況が案じられます。 黄瀬川は、今後も何度か舞台地として登場する予定ですので、心が痛みますね。 さて、執筆状況ですが、「昭和浪漫伝説」は、現在、昭和60年代篇の途中、昭和63年10月あたりまでを書いて公開予約まで済んでおります。 思いのほか、執筆量が多くなりまして、最初の構想からかなりの変更が相次いでおります。 東京駅でフェードアウトする予定だった知世が、もう一度登場しそうな雰囲気ですね。 実在・現存の方たちも大勢、登場してきて、筆者も何が何だか分からなくなっております(笑) 早めに「私本 武蔵兵乱記」の執筆にとりかかりたいのですが、こればっかりは、どうも。 「私本 武蔵兵乱記」は、前にも書いたように、武将を中心にした男臭い物語です。 大河ドラマでいえば「風林火山」とかに近くなるかもしれませんが、女性たちの存在を忘れてはいけません。 その中でも、寿桂尼と瑞渓院の母娘の関係は、とても重要で、殆どベルバラのマリア・テレジアとアントワネットくらいの感じで描こうと思っています。 偉大な母を持った凡人娘といったことですが、まあ、女性にとっては、永遠のテーマですよね(笑) ともに有力戦国大名の正室となり、ともに嫁ぎ先の最盛期を見て、その凋落も体験、滅亡直前に死去するという似たような運命を持った母娘ですが。本編ではどのように描かれますか、楽しみです。 それと後半部分のプロットを作成中ですが、前半は氏康と綱成のライバル関係が展開しますが、後半の氏政時代も、彼には意識せざるをえないライバルがいたんですね。どうも氏康は、その人物を、氏政の上に立てて、鎌倉幕府の得宗家のような存在にしようとしていたような見方もできます。 その人物が、誰なのか、これも楽しみですね。 汁かけのエピソードだけじゃない氏政の微妙な立場も描いて行ければ、と思っています。 今後ともよろしくお願いいたします。
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