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因 習
高橋多探
2021/7/4 23:17
興味深い
若い死者に花嫁を与えると言う因習は興味深く、作中説明がないものの、おそらく逆のパターンはないと推察できる。 古い因習において若き女性は巫女の役割を強制されるというのは、形骸化しているものの伊勢神宮、賀茂神社などで未婚の皇族が斎王として一生神と添い遂げるものがあったのを思い出したからだ。。 記憶によるが、皇籍を離脱された黒田清子さんは斎宮として伊勢神宮におられました。 神と添い遂げる。 それは彼岸に渡ること。 死者の花嫁となる、この因習と言う作品に通ずるものがありそうです。 願わくば避けられないものなら まやかしであれ彼女に薬物を投与する慈悲があってもよかったのではないかと胸を締め付けられる物語でした。
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