㈱らいちっち

いつか有り得るかもしれないお話
短編の良さが引き立つように専門的な言葉が少なめで、スミレの思考に感情移入しやすかったです。 これが長編なら、現実世界とバーチャル世界とを行き来する形で深掘りして作品展開をしていくことも可能だけれど、短編だからこそのライトな読みやすさが作品に合っている感じがしました。 結末を予想しながら読み進め、そう来たか!と部屋で一人、ニヤリとしてしまいました(笑) ただの脇役だとばかり思っていたのに、本当の主人公だったのかと。 老婆心でちょっと考えてしまったのは、全身タイツのスミレとアユムがイチャイチャしていた時、クルマダさんはどうしていたんですかね?(笑) 最後になりますが、バーチャル世界から現実世界のクルマダに視点が変わった際に、名前をカタカナから漢字に変化させると、よりバーチャルから現実世界へ回帰してきたと印象付けられるかな、と個人的に思いました。
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丁寧に読んでいただきありがとうございます! 感想、うれしい限りです。 そうそう、名前をラストでカタカナから漢字にするアイデアも、確かにありました! そこに短時間で気付かれるなんて、さすがですね。驚きです。 ちなみにあえてカタカナで通した理由としては、世界企業に勤務する日本人である設定を優先させるために、あえてカタカナのままにしていました。 ですが、(株)らいちっちさんに言われて読み返してみると、たしかに最後は漢字になった方がオチとしてもキレイだなと、今、思い始めているところです。笑 なので、そのようにラストの表記をかえてみるかもしれません。 感想、感謝いたします。
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