尾月かなた

壮絶な混乱の果てにあるめちゃくちゃ爽やかな青春!
完結おめでとうございます!!学園モノ、生徒会、総受けBL。そういうので最初に想起されるのどかな応酬とは180度異なるテイストで、読み進めるうちに「あれ、たれ!?」ってなりながらどんどん夢中になり、「これ喧嘩上等ヤンキーモノやないの……」となりました(笑) でもそこの根底に流れるのは力比較の男性的マウンティングではなく、お互いがお互いを思う愛情の連鎖で、若くて真っ直ぐな感情と歪んだ思春期のすれ違いがものすごく鮮やかに浮かんできます。 江夏さんの作品はいつも、読んだあとに必ず「ああ、この作品でしか出会えなかった、なしえなかった」と思わされる感動に包まれます。 今回の作品で言えばそれは、「誰も自分の欲望に嘘をつかなかった」みたいなことで、それが最後まで走り切る爽快感が、最終的な爽やかな読後感に繋がるのだと思いました。 10代の青春って甘酸っぱいだけでなく、親からの離反もしくは失った愛情の奪還、未知との出会い(時に生涯の)、自分ではどうしようも出来ない感情の暴走、そういうのがぶつかり合ってほんと死ぬほど苦しい時期ですけど、江夏さんのアプローチでそれが鮮やかに描かれて、かつ救われたと感じました。ありがとうございました。 ひとまず休んでくださいね!!(笑)
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かなたさーーーーん!! こんながっつり感想を書いていただいてありがとうございます! 酔っぱらったおいらじゃ読めないよ……ってことで、シャワー浴びてきました! いやいや、そんな評価いただけると嬉しいなぁ。 彼らは高校生だったので、それぞれの性格が確定してからは「好きにやれよ」と野放しにしてみた結果、全員なんか予想の斜め上を行くキャラになって、なんとか最後まとまったのは奇跡かな、って感じでした。 そうですね。そうそう。欲望に忠実だったんですね、彼らは。 かなたさんに言われて気づきました。 そして私自身、欲望に忠実に彼らを苛め抜きました(笑) 楽しかった!(笑) ありがとうございました!
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