鷹取 はるな

薔薇は水仙に非ず、あくまでも何処までも薔薇。
(以下、P26~33までを読んでの感想となります) 以前、私は他の方のオメガバース作品の感想を書かせて頂いた際に、「オメガバース」の肝、核はこの現実世界以上に「自分ではどうすることも出来ない世界で、どうやって自分として生きるか?」だと記しました。 本作品を拝読し、その思いをさらに強めました。 主人公の達実は同じα種たちにさえも「羨望と憧憬の眼差しで見つめ」られてしまうようなαです。 「麗しく美しい、大輪の薔薇と讃えられ」ております。 ――凄まじいまでです。 ただ、圧倒されます。 その美貌は義兄の采の息をも止める勢いです。 (くそ!こいつは本当に――ツラだけは良過ぎなんだよっ)という采の心の中の独白が物語っております。 そんな達実ですが、それほどまでの自分の美しさをけして良しとしておりません。 愛される人物像は「(母の)奏のように華奢で可愛らしいタイプこそ」だと頑なに思い込んでおります。 ――これも又、刷り込みの一種だと思いました。 自分の姿は自分では見えないのが常です。 口を開けば顔に似合わず辛辣な毒を吐き、近づくと鋭い棘で刺してくる達実。 この美しい義弟に、これから采はどう接していくのか――。 あくまでも、年長者として年が離れた義兄としてなのか? それとも、全く違うのか・・・・・・ 私が読まさせて頂いたのはほんの一部、最初も最初です。 αの中でもとりわけ美しいα、――咲き誇る大輪の薔薇をめぐるだろう物語はまだ始まったばかりです。
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レビューありがとうございました!(^^)! オメガバース三部作の一つと書いた作品でありましたが(これは二作目になります)読者数も前作に比べ右肩下がりになってしまい、正直言って自信を無くす結果に……(;´Д`A ``` でも、こうしてしっかりとした感想を頂けるとやっぱり嬉しいですね🌸 オメガバースはもう書かないつもりですが、この三部作については頑張って最後までやり切って良かったなと思います。 達実と采。作者の依怙贔屓ですが、とても愛しいキャラクターでした。丁寧な感想ありがとうございます! この度は、レビューイベントを開いて頂き感謝です😃💗
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こちらこそ、ありがとうございます! ピンポイントもピンポイントな感想でアレですが(;^_^A その短さでもやはり、オメガバースは奥が深いなぁというのが感想です。 続きが大いに気になりますので、是非とも完読致したいです。 この度は本当にありがとうございました<(_ _)>
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