「つまりそれって……私が若い頃にできなかった大根おろしにまた挑戦した方が良いといったことですか?」 「今になっても理解に、苦しむと言うのですか?! では噛み砕いて言いましょう。……まず大根おろしとは、上部が甘く下部にいくにつれて辛い。用途によって部位を使いわけ......な、何を言わせるんですか!」 「え、だって先生、私の好きなものは秋のサンマですし、お寿司には茄子も合うと思いますし、お寿司」 「え、おほん。え~つまりはですね、あなたは王族として『力』で人々を従えて『お金』で国を豊かにし、王女として国王になる『男性』を城に迎え入れることです」 「……はい」 「……はい。その三大要素。そして赤子を生み、お世継ぎを育てること。それは、あなたの人生の課題でもあります! プリンセス・ユフィ―!」 「『人生の課題』……ですか? お寿司!」 「そうです!今からでもおそくはありませんよ。今回は星5つの難問です」 「先生?」 「そうね……。とても難しいですが、母親としての心得は今回は置いておいて、他の三大要素を……それを今回の宿題としましょう!」 「そんな大きなこと、私にはまだ無理です!」 「誰に知恵を借りてもいいですから……それにこの課題には、いつものような期日はもうけません! 」 「なぜですか?!」 「貴女はよく問題の解決を忘れるので卒業の証しに私が貴女を真の女性として認められるまで、子供だという情報を遮断しても生きていける価値を身に付ける日が来るまで......それまではね......大人は、大人の価値は幻だったと思いなさい」 本編へ続く。 https://estar.jp/novels/25851600?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=viewer
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