はーこ

龍と龍使いによるスタイリッシュ現代バトルファンタジー
冒頭の野次馬シーン、よくミステリードラマなどで目にする事件現場のような騒々しさがあるのですが、群衆が見物しているのは異形の怪物という現代社会ならざる世界観を、ごく自然に演出しています。 そこへ年若い少年、飛沫と勇輝が現れ、華麗に怪物たちを退治するのですが、その過程で助けた少女由紀も、以降の物語で抜群の存在感を醸し出していますね。果たしてこんなにも猪呼ばわりをされたヒロインが、ほかにいただろうか。飛沫を巡った奇妙な三角関係……特に勇輝と由紀のマシンガントークのような応酬は、漫才レベルで面白いです。 戦闘シーンはシンプルかつスタイリッシュで、変に間延びさせない臨場感があります。登場人物たちのコミカルなやり取りとのバランスが絶妙ですね。キャラが多いと混乱してしまう作品も少なくないのですが、飛沫や勇輝、由紀をはじめとして全員が印象的な個性を確立させており、序盤から次々にキャラが登場しても、その人間性だったり周囲との関係性が、すんなり頭に入ってきます。 人間の姿をした龍と、龍使いによるバディストーリー。猪突猛進なエネルギッシュヒロインとの恋路にも目が離せません!
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ありがとうございます! 戦闘シーンのスピード感とキャラクターはこだわった部分だったので、楽しんでいただき何よりです。

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