タナカ

貴方様のファンになって、10年以上が経ちました。ご帰還を今でもお待ちしております
こちらでもコメントをさせていただきます。 私は貴方様の小説を、高校〜大学時代に楽しく読ませていただきました。 当時軽いイジメにあい、毎日が憂鬱だった私にとって、オーシャン様の『異世界とおれ』だけが希望になっていました。 当時の異世界系の主流は版権モノを駆使したチートであり、それはそれで楽しく読ませていただいたのですが……底の浅い萌え豚であれ私には知らない作品を用いた小説が多く、心の底から楽しむことは難しかったです。 そんな暗澹とした日々を過ごしている最中、こちらの『異世界とおれ』が燦然とモバゲーのランキングに上がってきました。 私の指はガラケーのボタンを駆使し、気が付いた時には最終回まで読ませていただいていました。 私が『異世界とおれ』にハマった理由は、幾つかあります。 まず一つ目が、当時としては珍しいオリジナル能力であったこと。 版権に対する既存の知識が薄い私にとって、これはとてもとっかかりやすい要素でした。 二つ目に、主人公が決して最強ではないこと。 主人公最強が蔓延しており、若干辟易としていた中、主人公が努力したり強敵相手に足掻く様、とある展開が起きて絶望してしまい病む様などは見ていて心が躍ったものです。 三つ目に、キャラクターの個性。 ぜひこの感想を読んでいる方は、キャラクターの個性豊かさに度肝を抜かれてください。 他にもレベル制の先駆者である点や、笑いあり涙あり感動ありなストーリーなど好きな要素はたくさんありますが、文字数が足りないのでこの辺にしておきます。 私は『異世界とおれ』に救われました。 嫌々ながらも学校に通い、卒業をして……きっとこの小説がなければ、私は転落人生を歩んでいたことでしょう。決して過言ではありません。 そして、私もオーシャン様のように人を救える小説を書きたいと思い、執筆したところ運良く書籍化することができました。 しかし、オーシャン様のような高尚なストーリーなど描けず、悪戦苦闘中です。 筆が折れてしまったのならば、それはそれで仕方のないことです。 ですが、オーシャン様の小説に救われた人がいたことを、どうか忘れないでください。 ……本音では完結してくださることを心から願っています。無理強いは言いませんが。 以上、長くなりましたが、これが私の『異世界とおれ』に対する思いです。 どうか私の想いが、オーシャン様に届きますように。

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