Takehiko

夏の美しい情景の中で育まれる愛の形
初めて拝読したリレー物語の最終話「スケーボーダンシング」の 一話完結ものですね。 リレー物語の一話一話を掬って行ってもらいながらが省略した分、 あの時のドキドキ感わくわく感そのままに、 より一途な恋愛ものとしての完成度が昇華している気がします。 作者の話にしては珍しく、完全なハッピーエンドではありませんが ある意味究極な愛の形である気がします。 きっとこれはふたりが永遠に結ばれて、 いつまでも幸せに暮らしましたとさ・・では この繊細な美しさ、儚さを伴った愛の形は生まれなかったように思います。 エブリスタという場では致し方ないのかもしれませんが ネットという読み物は 新作、新作と読んでしまうため 以前の秀作に中々行きつけないですね。 こんな素敵な作品が過去に埋もれてしまうのが実にもったいない。 少し余裕をもって、僕も昔の作品を読んでゆこうかな。
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彼らは触れ合うことができません。なので意を決した陽一君も、前途ある若者の未来を奪う事を危惧していた結華子さんも相応の葛藤と覚悟があったと思います。それをしての恋愛はプラトニックと言っていいと思います。
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