西 東

重たさと軽やかさと。
前作の「チワワボーイ」と重なる部分のある物語りでしたね。 タバコの原産地である南米、そしてタバコを最初に使用していた民俗の方にとって煙は、神様への捧げものだったという話をどこかで読んだ記憶があります。 遠すぎて曖昧な記憶なのですが。笑 ほんのわずかの間だけ人の意識に存在を刻み付けて行きながら、止んでしまえば忘れ去られてしまう夕立。 誰かの記憶に存在を刻み付けられるなら、例え少数でも創作をする人にとっては喜ばしいことだと考えてしまいますね。 夏の蒸し暑い熱気が重さと共に音楽へ傾けた情熱に重なり、夕立が降るわずかな時間の中で起こるささやかなドラマが、感情の揺れ動きの複雑さを見せて、最後には晴れた空の如し鮮やかな印象を残してくれます。 途中で挟まれる意地悪な出来事には、わかるなあと思うと共に、飄々としているなとも思いました。
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西さん読んでくれて感想まで書いてくれてありがとうございます! 今回は昔みたいに気楽に書いてみました。(その分、展開とか途中で迷子になりかけたんですけど汗) へえ、煙草ってそんな話があるんですね!勉強になります!そういう事を知るのって大事だよなあと、最近常々思ってます。 お互い、引き続き楽しみましょうね! いつも素敵なレビュー本当にありがとうございます!!
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ぽぽあっとさんへ 今晩は。 忙しいなかでコメント有り難うございます。 煙草がガッツリ出てきたので、拝読の最中におぼろに思いだしました。 その為か、煙を捧げられた神様が悪戯心をおこして遊びがてら小さな奇跡を与えた様にも感じてしまいましたね。 人物の心情変化を自然に受け止められ、引き込まれる文章は流石です。

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