迸る。友情も、恋も。瑞々しく。
 高校二年。熱気のこもる体育倉庫での唇の触れ合い。女子同士のそれは、瑞々しく描かれる事でその後のもどかしさが際立ち、クライマックスに向けて帯びる熱は変わっていきました。  すごく、良い。青春と恋愛といじらしさと切なさと、その全てが迸っていて、次、次、読みたい!という気持ちが止まりませんでした。  夏。汗とともに、友情も恋も瑞々しく弾けて飛び散るような青春は、少しの苦さを交えて読み手に読ませてくれました。これ名作。

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