川添春路

【鏡文字のラブレター】改稿が終わりました  八月の中旬はほとんど改稿の作業を進めていたのですが、その作業がようやく一段落したのでご報告いたします。この期間新しい話の投稿が止まっていましたが、今日からまた書き始めていこうと思います。 ■ 改稿の内容  感情移入や緊張感に必要な描写の追加が主です。一部不要な描写の削除、雑多な推敲も含んでいます。  話の構成、各話で提供される伏線は変わっていません。台詞もほぼ変えていません。そのため、これから投稿する話をお読みいただく際に過去分を遡る必要はないです。 ■ 改稿の意図  もともと携帯で読まれることを意識して、地の文を少なめ、台詞多めを心がけていたのですが、シリアスなシーンがスカスカなテンポで進んでしまい登場人物に感情移入できず、それが勿体ないと感じて実施しました。  文体の構成方法に関する心境の変化もあります。今となっては誤った思い込みだったと思いますが、少し前までは『Webで読まれたいなら地の文を削らなければいけない』という考えの下でかなりガリガリと描写を削ったりシンプルにしたりしていて、自分が書きたいものとの齟齬もそこに感じていました。しかし、全くの初心者だった書き始めのときに比べて入れるべき描写とそうでない描写の判断も段々とつくようになってきたことで、丁寧な描写の挿入は必ずしも認知負荷を上げることに繋がるわけではないと思えるようになりました。 ■ Special Thanks!!  不要な描写と必要な描写の判断基準が明確になったのは、数週間前にある方からレビューをいただいたことでした。そのレビュー内容を踏まえて小説を書き進めるなかで、少し前よりもかなり必要な描写の判断がつくようになりました。万が一にも迷惑をかけたくないので名前は伏せますが、大変感謝しています。誠にありがとうございました。  レビューを受けて試しに書き方を変えて投稿した時に、「良くなった」という感想を読者の方にいただいたことも、努力の方向性に間違いが無いことの確信に繋がりました。励みになります。誠にありがとうございました。

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