東 里胡

昭島さんの優しさが溢れている物語
ミーノ、ダッシュ、そしてアイル。青春の最中にいる子供たち悩みと対峙し、時にゲームの世界に逃げ込みながら。逃げ込みながらも、葛藤をして成長していく様を描いた、昭島さんのお話。大人になった私にも幼い頃に頂いていた劣等感や苦しみ、迷いを思い出させ、まるでタイムスリップしたようにワクワクしながら焦りながら色んな感情を乗せてのめり込んで読んだお話。昭島さんの描くファンタジー世界にも、昭島ワールドは健在。触れた人に優しさを運んでくる物語となっています。時に逃げたっていい、今は必死に力を蓄えていざという時に発揮したっていいんだ、と。子供たちの背中を押してくれるのです。私はオンラインゲームをやらないので全くの未知の世界でしたが、こんな風に遊べるなら面白いかも、と興味をそそられました。登場人物全ての明るい未来が見えてきそうなエンディングの中で、見守り役のハーボもいつか、と祈らずにいられません。 素敵な作品を読ませて下さり本当にありがとうございました!!
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リコさん、レビューありがとうございます! エブリスタでいろいろな方の作品を読んでいて「皆さん独自の世界があって羨ましいな〜」と思っていたので、「昭島ワールド」が何よりの褒め言葉です。
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