淡々とした寒さ
 所謂、二人称というのか、そして私(読者)は旅人です。いや、近い、のかな。  ところどころユーモアがありつつ、(炬燵の説明、よかったです)しかし、結において「おや?」で終わるこのモヤモヤ、最後の行間の後、読者が急に我に返る、「あれ?なんだったんだ一体」と。これは、何度か読んで追求したくなるような、そんな作品です。  我に返った瞬間「なんで寒いんだ」という答えは書いてあるようなないような…この感じ、非常に「読書」を感じました。良作ありがとう。
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