萩尾雅縁

霧が暴き出す、心の奥に潜むもの
霧に喰われた人々は、人間である自分を忘れた怪物になってしまう訳ではない。その抑圧された感情を食欲という攻撃性に変えて、恨む対象に向ける。その恨みや怒りの正当性はともかく、そこにはそれまでの彼らが表現できなかった感情の苦しさ、哀しさがあり、胸を突かれます。 個性際立つ4人の、2つの船上で繰り広げられる単なるスプラッターホラーでは終わらないヒューマンドラマに、最後まで映画を観ているような臨場感で引き込まれました。
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 萩尾さん! 苦手な流血モノ、大丈夫でしたか? 赤毛にアクアマリンの瞳のアイコンが「こわい」「こわい」……のスタンプ付きで並んでいるのを見ると、なぜか心が和んで吹き出しました(え?)。いえ、本当にかわいかったんです。あのアイコンの縦並び(笑)。  涙もたくさん並べていただき、ありがとうございます! その上、舞い上がる感想まで! 読書の秋にはまだ早いので充分に休息を――え! もう次に? いえいえ、もったいないお気遣いです。どうぞお体を一番に!(それ、読んじゃダメな青いヤツです……)恥。  羨ましい小説世界をお持ちの萩尾さんに、心からの感謝を!
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