ともなり

超・妄想コンテスト裏会場『結婚』銀賞受賞作品
遊女と外国人の駆け落ちを描いた時代小説。テーマとしては昔からあるものであるのでどちらに向かうかなと思いつつ拝読しました。 当時の時代の価値観を踏まえた主人公の物言いは現代人には受け入れがたいものかもしれませんが、あえてそう描いていることにリアリティを感じました。場面の描写、文章表現は見事ですが、主人公の心境の変化がどうにもすべらかに思えず、どこかつぎはぎな印象を受けたのが残念でした。

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