ゆるさない

短編を書きました。書きました、短編を。 お時間あれば、是非適当に。 https://estar.jp/novels/25869749 数種類の綿棒を大量に買って自宅で眺めていたら、なんだかとても幸せな気分になりました。でもよく考えたら歯間ブラシを買いにドラッグストアに行ったのに、歯間ブラシは買ってきていませんでした。店頭で数種類の綿棒を見かけたその時から、そのあまりの多彩さに心奪われ、歯間ブラシのことなどすっかり頭から抜け落ちてしまったようです。でも後悔はありません。だってこんなにも大量の綿棒を買えたのですから。たぶんそれぞれの綿棒で1、2回耳掃除をしたらきっとすぐに飽きて消費し切れずに困り果てることになるのだけども、歯間ブラシなんて歯の間が綺麗になるだけで幸せにはなりませんから、見ているだけで幸せになれる綿棒をこんなにも大量に買った僕は、どう考えても幸せです。
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 歯間ブラシを買い忘れたことで、また歯が痛くなって、もんどり打った拍子に、綿棒全部ぶちまけて、色んな種類の綿棒が、床の上に散乱して、プラスチックケースに戻そうとしても、1回だした綿棒は、なぜかケースには収まらなくて、仕方なくジップロックに入れて、耳掃除をするときに、「何が出てくるかお楽しみ〜」とかって言いながら、ジップロックから一本ずつ綿棒を取り出し、「今日は黒いやつだから当たり!」とか言ってる姿を想像すると、ゆるさないさんは本当に幸せかもしれません。
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面白すぎます!(≧∇≦) 綿棒で占うゆるさないさん! いやー、床にぶちまけたくはないですね〜
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