鷹取 はるな

濡れ場は濡れ場でも・・・・・・
(以下、P108、P112~113を読んでの感想となります) 先ずは結論から言わさせて頂きます。 やはり捺米はいい漢です。 正真正銘、漢の中の漢です。 常に周りの、『頭』のことを真っ先に考えて己は後回しにします。 それをよしとする、実に心の寛い漢です。 御父上の礼米もそりゃあ色々とおもてになりましたが、その息子の捺米もけして負けてはおりません。 とある人物にだけ、深く烈しく大いにもてています。 しかし、それでいいのです! それだけで充分、――充分なのです。 私は断言します。 捺米は瀕死の深手を負い、生死の境をさまよいます。 昼夜を問わず付きっ切りで看病する夜叉鬼の、何といじらしく痛々しいことか! その姿には一大勢力を誇る山賊集団『山鬼』の頭としての怜悧さも、他の山賊頭をも翻弄する奔放さも何処にもありません。 彼は唯一人の漢を、捺米を恋い慕う『鬼丸』に戻ってしまっています。 堪え切れずに夜叉鬼が、いや鬼丸がつぶやく言葉、こぼす想い、――そして流す涙は全て捺米を呼び戻すために捧げられる供物です。 それらは捺米の元へと届くのでしょうか? 捺米はそれらをしかと受け止め、受け入れるのでしょうか? 是非ともお読みになり、確かめてみてください。 まさにタイトルに冠した通りです。 濡れ場は濡れ場でも、涙に泣き濡れる場面であることは間違いないです。 約束致します。
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鷹取さん、この度も素晴らしい感想、どうもありがとうございました( ;∀;)この文章の説得力といったらもう……本当に頭が上がりません。鷹取様さまです。 何とお礼をしていいのやら……とにかくこのようにお話が魅力的に見えるように書いていただいて、感謝しかありません。 今回も誠にありがとうございましたm(__)m大満足です!
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そう言って頂けてありがたいです! 鬼丸には到底及びませんが、捺米への熱い想いをしたためてみました。 本当は彼の男前なセリフにも言及したかったです(ネタバレ回避) あれにはキュンキュン致しました!(≧∇≦) 私があえて書かずとも充分魅力的なお話ですよ! 続きを楽しみにしております<(_ _)>
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