えの

軽快で独特な語り口が心地良い
作者様の作品の語り口はいつもテンポが良く、とてもすらすらと読むことが出来ます。こちらの作品もそうでした。 設定は時代ものなんです。しかし、それ特有のお堅い感じは一切ありません。昔に使っていたであろう言葉さえ、実にリズミカルに読めてしまいます。 この感じは何かに似ている。 そう思っておりましたが…… 落語です! そう、まるで落語のようです。 話にいつの間にか引き込まれていってしまいます。時々クスリと笑ってしまうような茶目っ気もたっぷりあって、大人の余裕たっぷりです。 さてこちらの作品、『掘った芋いじるな』 ですが、2分で読めるので内容はお楽しみに。 しかしひとつだけ私の好きな部分を紹介させていただきます。 主人公が友人を呼ぶ時のその呼び方が、実に粋で、とても好きです。きっとすごく仲が良かったんだろうなあ、と感じます。 作者様はよくぞこのようなあだ名を思い付いかれたものだな、と思います。 という訳で、短いお話でしたが、楽しませていただきました。
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そんなにほめられたら、照れるちや。
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