土佐屋治兵衛

※この物語はファンタジーなので科学的な事実ではないしSFでもない。まして科学的なお話にするつもりもない。この話のメインではなく、あくまでも書き手のため幻に対する理屈付けとしてするものである。 ファンタジーだからよく解らないものとして適当に設定してはならない。能力や知識に個人的な限界があるが可能な限り細部に至るまで明確な理屈が必要。 ※前提1 ブロック宇宙論に基づき心優《みゆ》達が視認できるもしくは意識できる三次元レベルでは時間は存在しない。 時間は過去から現在と未来を測定するための単位であり概念でしかない。過去は人間の記憶や記録しかなく、現在から過去に戻ることは私たちが存在していると定義する世界(3次元世界)では不可能。 従って物語上では時間軸という言葉は使用しないし、複数の時間軸もない。 ※前提2 物質は常に相対的に移動しており、測定した時間の誤差は距離と物質が移動した速度による差によって生じた結果である。 ※前提3 心優《みゆ》が居る世界はひとつである。 だがひとつの世界は、量子の世界では多次元であり、同一宇宙に次元を越えて複数の世界が存在しているが我々が意識もしくは認識できる世界は三次元までで四次元以上は測定によってある程度は視認し認識できるが、さらに高次元になると感覚として意識できるものではない。通常の視認で出来る世界は三次元までである(エヴェレットの多世界論) また、ブロック宇宙論に基づき高次元では過去も未来もあり、変えることはできない。従って心優《みゆ》は生き続ける。 ※愛理《えり》は、虚構の世界で15歳までしか生きてないので、その先の未来を知らない。(意識が無くなると認識はできない) ※前提4 意識は量子レベルの物質と波動の複合と設定するが、これは物語上の設定であって事実ではない。愛理《えり》は意識の集合体ではあるが物質ではなく波動の集合体であり、共鳴(超弦理論)によって、心優《みゆ》が選択しなかった絶望の意識の中の『生きたい』と思う感情の共鳴体である。
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※前提5 現実世界として心優《みゆ》の意識はひとつだが選択しなかった運命は意識が一度は向けられた(しかし選択はされなかった)波動として高次元領域で空間に揺らめきを残している。揺らめきは別の世界(虚構の世界)を超高次元レベルで形成している世界として我々の世界に共存し揺らめいている。 だが我々が認識できうるレベルではないのでその世界は見えない。 ※前提6 虚構の世界は同一世界にある三次元世界を認識する或いは意識できる可視領域では見えずに同一宇宙に別次元領域としていくつも存在しているが、これも物語上の設定であって科学的事実ではない。 ※エヴェレットの多世界解釈 (この物語はファンタジーなので、

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