土佐屋治兵衛

プロット公開処刑31 続きです。 新作『オカ・エリ』のプロットを公開して作品内で描かれている自閉症スペクトラムについて、実際に障害を持つ皆さんを土佐屋が意図せずに愚弄や傷つけてはいないかを検証していただきたいと思います。 尚、これは宣伝では有りませんので最初からネタバレが有ります。 まだどこで掲載するかも決まっておりませんし、面白さを問うものではありません。本当です。 只今一時間くらいで投稿しております。私のコメントが埋もれるとかご迷惑でしたらお知らせください。投稿をする頻度を落としたいと思います。 ではどうぞ。 愛理《えり》は、心優《みゆ》を無理矢理に連れ出し学校へと連れて来る。 学校では嘗(かつ)て奏《かなで》を苛めていた男子たちが、奏《かなで》を苛めたことを武勇伝として後輩に話していた。 物陰で心優《みゆ》と愛理《えり》は聞いていたが、愛理《えり》が突然に武勇伝を語る男子の頬を平手打ちする。突然、頬を打たれた男子は愛理《えり》の存在に気付かない。そして、男子の前で心優《みゆ》に叫ぶ。 (当然、男子たちは愛理《えり》の声に気づかない) 「こんなやつらに生きる希望が与えられて正直、私は不愉快よ! 私達だって生きたかった。ずっと笑顔で居たかった。そんな私たちの世界に心優《みゆ》には来てほしくない。お願いそんな辛い顔をしないで、最後の私の意識が途絶えるまで心優《みゆ》の笑顔を見ていたいの」 愛理《えり》の想いに苛まれて、心優《みゆ》は息が出来なくなり失神する。 光《ひかり》たちに助けられ、病院で目を覚ます。 そして心配する家族や光《ひかり》たちに愛理《えり》を訪ねるが誰も愛理《愛理《えり》のことを知らないでいた。意識態であり物質ではない愛理《えり》が自身の存在を脳に意図的に認識させるために自らが発していた波長が弱くなってしまったのは、大半の心優《みゆ》の意識が途絶えたためで誰もが愛理《えり》の存在を忘れてしまっていた。
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