ボスコベル

救われない。でも美しい
二つの孤独な魂が出逢い、 マイナスとマイナスを掛ければプラスになるように、 最後は甘く幸福に終わるのかと思いつつ読み進めました。 予想に反し、二人の運命は早々と切り離され……。 少年と青年のどこまでいっても儚い、切ない、生涯。 優し過ぎ、純な余り、この世では永らえることが困難だった、 命と魂。 最後、二人が大切にしていたクロスが落ち着いた先の新たな生命。 単なる偶然ではなく、必然。 海に飲まれていった身体は、愛した青年が招いたものだったのか。 鼻の奥が、つんとします。 文体が簡潔で読み易く、世界へすんなり誘われました。 読後感は、ただ、切ないです。 二人は今は、手をつなぎ、笑い合っているのかな……。 そう思いたいです。純な二人が愛し過ぎて。
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ボスコベルさん 素敵すぎる感想をありがとうございます。ページコメントも本当にこまめにいただいて……こんな風にペコメをたくさんいただくこと自体初めてだったので、ボスコベルさんのペコメを読みながら、私も楽しませていただきました。ありがとうございます。 もしよろしければ、特に印象に残った、心に響いたシーンがあれば教えていただけると嬉しいです!今後の作品作りの参考にさせていただければと思います。 改めまして『青の罪人』をお読みいただき、また、祈と碧志の人生のその最後までを見届けてくれて、本当にありがとうございました。
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 自分が戦国時代に生きた実在の小姓(信長の寵臣)を モデルに物語を書いているので、 BLというジャンル分けに惹かれ、 目を通したのが最初でした。  実は、一般的にBL分野はほぼ、読んでいません。 エロスは必要だと思いますがそこに重きを置くよりも、 そこに至る過程、主人公達の心理描写に興味があります。  あと、よほどキャラクターに魅力がなければ、 台詞だけで展開が進むようなストーリーも、 ちと、私的にはキビシイです。 ト書き(?)部分の充実した読み物が好きです。   『青の罪人』はタイトルも良かったですし、 起承転結が明確で、読み易かった。 読み易いということは重要ですよね、 これって、本当に難
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