【コメント】将来を作るのは子供で、子供をどう作るかは周りの大人。

わたしたちの主君　─ラツィア＆アスティー─

将来を作るのは子供で、子供をどう作るかは周りの大人。

本編で悲惨な暮らしを余儀なくされて来た兄妹が与えられたスタートラインのお話に思えました。あらゆる意味で健やかである事を放棄させられていた彼らにようやく与えられた環境は、もしかしたら他の家庭よりも優遇されたものかもしれない、それでもそれはこれまで課せられていたものを考えればトントンがどうかもわからない。酷い大人のせいで自分を持つ事を許されなかったのはサクラも同じで、到底他人事であるはずもなく、それゆえ兄弟に対する気持ちもひとしおなのかもしれない。二人が心身ともに健やかに育つ事はそのままサクラ自身の浄化にもなるのかなとも思いました。そして主役（！）のユリゼラ様は相変わらずお美しいし、パララト良い人だし、チョイ役の三歳組がやたら可愛すぎて悶絶しました。未来の騎士団長と聖獣捕獲者、すごい！