上山さち

介護や看病のリアルがここに
読んでいて、ギクッとしました。本心を探り当てられたみたいで。最初は一生懸命やるんですけど、だんだん疲れて無表情になる。自分も祖母の介護は、醜い感情を懸命に書いては消し書いては消していたような気がしました。 消しゴムの例えが秀逸過ぎて堪りません。葬式ハイで変に笑い上戸になったり、泣いたらいけないと強がってるうちに、気丈な遺族になっていく。人を看取るときのリアルですね。 通夜、葬儀、納骨、先が長いので、一度葬儀の手配をする前に、何かで笑わないと乗り切れない。気持ち的には泣きながら笑ってる泣き笑いだったりします。 リアリティに惹きこまれました。
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感想ありがとうございます。 何年か前に、ある芸能人の方がテレビで 「親が死んだ時、ホッとした」 とおっしゃっていました。 その時の衝撃が忘れられず、書いた作品です。 話は変わりますが、妄想コンテストおめでとうございます! 過去の作品から順に読ませていただいているので、なかなか追いつけませんが……きっと読みます!

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