参望

濃厚な世界観・魅力的な機体・各キャラクターの連携
 長い感想文を書くのが苦手なので個々に書いていきます。 ・濃厚な世界観  膨大な知識で異世界を、虚構との境で切り分けないリアルな物として作られている奥深い作品です。  大きな機械・蒸気機関・魔法の道具などが出てきますが、それを動かす動力や仕組みなどが細かく考えられており、それもまた世界観に厚みをもたらしています。  美味しそうな食べ物や、砦の作業風景など、読み終わった後にどこか旅行に行ってきた気分になれます。 ・魅力的な機体  色んな形態の素敵な機体が出てきますので、ロボット好きは必見です。  また、軍記もの要素のある、ロボ同士のぶつかり合いと言うのは、戦略的にも視覚的にも面白いですね。  (私のお気に入りはバイソールです。牛っぽい角と武器が好みです。) ・各キャラクターが緻密に絡んで連携  キャラクターの作り込みもしっかりしており、それぞれの活躍シーンもあって、個人を大切に作られていると思います。  特に戦いの中で、キャラクターがそれぞれの立場からちゃんと思考して動き、それがうまく連携して困難を打破して行くのは凄く爽快感があります。  乗るロボットの力だけでなく、人同士の力が合わさって戦況を動かして行くのも熱いです。  あと、女の子達が可愛い上に強かで、男性陣はお茶目で魅力的なオジさんが多い気がします。  (誰が一番好きかと言われたら迷いますが、モミジちゃんとダンジュウさんがお気に入りです。) ・一番ぐっときた所  やはり、サクラブライとモミジちゃんでしょうか、中盤で「もしかして……」と思いましたが、やっぱ着てくれてグッと来ました。  可憐な巨人の女の子が鎧を着て、少年がそれを補佐すると言う構図は真新しさがあり、また、種族の違いによる生態の違いやそれによる悲恋などがあり、どこか神話的な雰囲気もあります。  一番オリジナリティーに溢れている部分なので、もっと世に出たら面白そうだなと思います。  以上が感想になります。  (とても勉強させて頂きました。ありがとうございますm(__)m)
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二瀬幸三郎です。 この度は拙作を御高覧いただき、その上素敵なご感想を賜り、ありがとうございます♪ 元々、池波正太郎作品や上橋菜穂子作品、そしてシルクロードの雰囲気に憧れて書き出した事もあり、「人が生活する、地に足の着いた」世界観を大切に描きたく筆を取りました。 ただ、自分の力量でどこまで書けるか…… 加えて、 自分の持つファンタジー感、求める人物像、趣味丸出しの拘りすぎた設定と説明の長さなど、「これは読む人を選ぶのか……」と、いつも不安でありましたが、氏に頂いたご感想は強く励みになりました♪ ちなみに、鉄甲騎回りの設定、特に「機関士と操縦士の二人乗り」…… ここはモミジとナランの関係―
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