鷹取 はるな

何て厳しい、――厳し過ぎる!
本作品は妄想コンテスト「○○前夜」応募作品とのことです。 「前夜」で最も有名なのは、とある宗教の教祖の誕生を記念したものでしょう。 この教祖は処女を母として産まれたのにもかかわらず、遠い東の果ての島国(日本)では恋人たちが公然と乳繰り合う日と成り果てています(個人の意見です) 大いなる矛盾に怒り(とひがみ)すら感じたのは、どうやら私だけではなかったようです。 本作品の主人公もその一人です。 自称「非モテ」の彼がイマドキの文明の利器を用いて、この日にどの様な行動に打って出たは是非ともお読みになって確かめてみてください。 方法としてはありがちですが、その後に待ち構えていた展開が先ずあり得ません! そこからさらに一転も、二転も致します(どれだけ⁉) ハッキリ言って、全く予想がつかなかったです。 タイトルに「聖人」と冠されていますが、本来恋人たちの守護聖人たる方も教祖と同じく彼には微笑みませんでした・・・・・・ こう記してしまうと、まるっきり救いがないお話の様です。 しかし、彼はあきらめません。 最後の最後、お話のラストまで精一杯努力をすることを惜しみません。 ――止めたらそこで終わりだと思ってしまったのでしょうね。 神様、及び守護聖人の方々、どうか憐れな彼に救いの御手を差し伸べてやってくださいませ。 読み終えた時に思わず、そう祈らずにはいられませんでした。
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読後の感想。 出会いは億千万の胸騒ぎ(笑)。
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命、ときめいていましたね。 異国情緒的日本の話ですから(笑)
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