Takehiko

世界にたったひとつの魂
離れ離れの恋人同士だろうか。 折角出会えたはずなのに、何かよそよそしい。 この違和感がなんとも不安を呼び起こしてゆく。 なにか共にいられない差し迫った理由があるのだろうか。 果たして出会っているこの男は、本当に現身のものなのだろうか。 答えの見つからないまま、僕らは彼女の悲しみの渦に翻弄される。 まるで夢の世界のように、もどかしく最愛の人を探すような謎は 最後の章ですっぱりと解かれて、思ってもいなかった理由に 僕らは驚愕し、すべての意味がすとんと胸に落ちるのだ。 まるでマジシャンに騙されたような小気味よさに 新めて彼女の愛の強さと、奇跡のような儚さ僕らは喝采を送ってしまう。 これほど深い愛があるだろうか。 凄い作品だ。
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早速のご感想ありがとうございます。 なかなか情緒ある文章にならず、頓挫した事もありました。まだまだ煮詰めなくてはいけない段階だとは思えますが、音を上げてしまいましたw
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