冠峠 宵奈

 とても分かりやすくて、参考になりました。  というか、私の行動自体が、このエッセイの内容の一部を証明しております。不知詠人さんの足跡(正確にはコメントへの書き込み)があったから、足跡をたどってここまでやってきて、こうして頼まれてもいないのにレビューを書き込んでいる訳です。  エッセイの内容には大筋で賛成です。(上から目線みたいで申し訳ありませんが……)  ただ、地方に対する認識に違和感を覚えました。  地方への人気が高まったのは、リーマンによるものではありません。リーマンよりも前に、小松和彦という民俗学者は、都会人が地方に憧れる理由を説いております。というか、柳田國男は明治時代に既に地方へ眼を向けて、それに関する書籍を発行しております。学術書に限らず、民俗学の成果は地方の伝承を題材とした発行物を多く生みだしたと私は思います。  地方への注目は、新しいものではなく、古くから存在するものだと思います。  そもそも、刑事物ジャンルには昔から地方を題材としたものが多くあります。(例:西村 京太郎)  また、現代人の欲求には「異界願望」みたいなものが存在します。  ごめんなさい……ちょっと、熱くなりました。異界願望を詳しく説明すると、文字数が足りなさそうなのではしょりますが、異界願望の概念から考えると、田舎に魅力を感じるのは都会人です。  (今までの論と矛盾するかもしれませんが、)田舎作品の人気は、都会人の増加によるものなのではないでしょうか?
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<補足> 地方作品を書く上でリアリティを持たせることは非常に難しいです。 地方特有の習慣や、人間関係の複雑さは暮らしてみないと分からない点が多いです。 しかも、地域ごとに詳細が異なる為、地方人であっても他地域のことは分からなかったりもします。 地方作品を推奨しているように感じましたが、地方のことがあまり知られていないから、上っ面だけの地方認識でも作品として成り立つから、実力のないクリエーターでもそれなりに評価される作品が書けるということでしょうか? 地方作品軽く見てると、地方人達に、地方なめんなよという辛口レビュー書かれちゃうかもしれませんよ。 逆に、今の時代の地方作品の可能性はネットの
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コメントありがとうございます。 私も地方(田舎)から都会に移住した人間なので、地方の生活は住んでみないと分からないというご意見には賛成です。 現在、東京で出版される作品の作家や漫画家さんが地方在住というケースは多いらしく、地方在住者が文化を作る、という傾向がもっと進めばいいな、と思ってます。 確かに最近の運営のやり方はちょっとどうかな、とは私も思います。 ガラケー専用サイトからPC,スマホ中心のサイトへ変身するための苦闘中なのかな、と思いますが、古くからのユーザーさんはムカつく事も多いでしょうね。 ご意見勉強になりました。よければまたお越し下さい
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